2001年 LUZ 有限会社ルズ設立

かつて、香水といえば海外のお土産店やデパートで売られる高級品でした
1996年に輸入化粧品の規制緩和が行われたことで並行輸入が可能となり、今まで高嶺の花だった海外ブランド香水は、スーパーや家電量販店などにも並び、各都市に香水のディスカウントストアがオープンしました。ブランド香水は、街に溢れ、生活の中に広がっていきました。同時期にネット通販も盛んになり、より一層身近なアイテムへとなっていきました。
こうした環境の中で、「売れないと言われていた日本製香水(メイド・イン・ジャパン・フレグランス)を敢えて製造販売して、海外ブランド香水に負けないくらい売れたら面白いよね、そんな商品を企画して製造出来たら楽しいよね」という想いから、2001年に有限会社ルズは産声を上げました。全ての始まりはそんな楽しそうな、面白そうなこと、をやろうよ!からでした。

しかし、当時、自社で香水ブランドを確立していく方法は、海外からノンブランド香水を輸入して販売することが主流で、国内で香水を製造するノウハウは皆無に等しく、模索の連続でした。「日本製の香水なんて売れない」という考えが当たり前だった時代、調香をどうするか、製造をどうするか、容器をどうするか……、苦悩の日々でした。
「日本製香水を創る!それは面白いね、楽しそうだね、」と感じてくれる人々に助けられながら、調香し、香水瓶はオリジナルの金型から製作しました。知見の乏しい中で行われた香水の製造と量産は、幾多の困難を乗り越え、企画から1年半の歳月を掛けて、2004年に国内で調香・製造した日本製香水(メイド・イン・ジャパン・フレグランス)「ピンクタイフーン」のリリースにこぎつけました(2016年にパッケージと香りをリニューアルしています)。
多くの業界関係者が、「日本製の香水なんて売れない」と、想像していた概念を大きく裏切り、「ピンクタイフーン」は、海外ブランド香水と同じ土俵で、文字通り旋風を巻き起こしヒットしました。

2004年 自社ブランド香水「ピンクタイフーン」発売

2016年にパッケージと香りをリニューアルした
「ピンクタイフーンオードパルファン」

当時、某大手バラエティショップでは、今まで取り扱ったブランド香水の中で一番売れたと評価されました。また、ランキング形式で商品を扱う店舗では、広告費でランキング順位を買わない唯一の商品として、(当時広告費としてお金を払ってランキング順位を購入するのが普通だったので)「こんなに香水って売れるんだね」と感心されました。

海外ブランド中心のフレグランスが溢れる中、「ピンクタイフーン」の日本市場を見た企画と調香が評価され、この日本製香水(メイド・イン・ジャパン・フレグランス)は業界の常識を覆す形で、想像を超える驚きと共に、多くのお客様を笑顔にし、愛される商品となりました。

2005年 自社ブランド香水「トゥープリンセス」発売

2006年 自社ブランド香水「ピンクタイフーンレイン」発売

2007年 自社工場(東京ラボ)開設

香水専門工場、香水OEM事業の稼働

ピンクタイフーンの開発後、様々な出会いの縁で、香水の聖地とも言われるカンヌに行って世界的な香水市場の現状を見たり、ヨーロッパの香料会社やメゾンをまわったり、日本でも香料会社やパフューマーとも意見交換を重ね、私たちはどう日本で香水を作っていくか模索しました。日本に香水専門の製造工場は無く、化粧品のラインを借りて香水を製造するしかなかったのです。それなら「自分達で小さくても香水専門の工場を作っちゃおう! 誰もやったことないことだから大変かもしれないけど、面白いかもね!」そうして、2007年、香水専門工場を稼働させました。ここからが、本当の意味で日本製香水メーカーとしてのスタートでした。

2004年からスタートしたOEM事業

アーティストとのコラボレーション香水

そんな折、アーティスト、アパレル、アニメのキャクター香水の製造依頼を頂きました。これをきっかけに、これまでのプライベート商品開発で得たノウハウを生かし、香水のOEM事業を開始。2004年からスタートしたOEM事業は、この自社工場稼働と共に本格的に進んでいきました。

香水マーケットが極小の日本で、敢えて香水(香り)に特化した化粧品工場を全くのゼロからスタートするのは大きな賭けでしたが、海外で数万本のロットを提示されるのが当たり前だった当時、1品種300本という革命的な小ロット生産を実現しました。それが今や国内香水OEM産業のスタンダードとなっています。

私たちが裏方として、香り製作、企画、製造に携わった香水が、お客様に届き、喜んで貰える楽しさ、感謝されることの楽しさ、それは、自分達のプライベート商品が売れる以上の喜び、楽しさを感じる体験でした。 出来ないこと、無理なこと、その困難を乗り越え、ワクワクするような商品を生み出していくのが楽しい、面白いと感じられるからこそ、ここまで歩んでくることができました。

2009年にはR&D部門を設立し、自社の研究開発を強化しました。パフュームオイルや練り香水、リードディフューザーといった、香水以外のアイテムも自社で製造できるようになりました。R&Dでは新商品開発だけでなく、製造工程や製品原料・資材の見直し、海外からの良質な天然香料の輸入などで、常に品質の向上へ挑んでいます。

日本製香水を普及させる、その一翼を担えていると感じられるこのOEM事業から得た経験、知識は、香りのプロフェッショナルとしての矜持です。

香水以外のアイテムも自社で製造

2008年 自社ブランド香水「クロップ」発売

2016年 自社ブランド香水「ピンクタイフーンオードパルファン」発売

2017年 自社ブランド香水「J-Scent フレグランスコレクション」発売

2010年代に入り、日本の香水市場も時代と共に変化しました。海外香水もブランド香水至上主義からニッチフレグランス、メゾンフレグランスが台頭し、ユーザーの求めるものが変化しました。日本発信の香りブランドも数々生まれました。
時代的にもマスメディアからネット、SNSへと大きく変化していきました。

そんな変化の中、日本製香水メーカーとして、「数年ぶりにプライベートブランドを企画してみよう! 今創る香水は、きっと面白いことになる!楽しそうな気がする!」
そんな想いで、2017年、自社ブランド香水「J-Scent」をリリースしました。

今まで多くの人が漠然と考えていた日本をイメージした香りではなく、今を生きる日本人が自然に馴染む香りづくりを心掛け、企画開発しました。LUZ 全メンバーのこれまでの経験、知識を集約して創った商品は、現在の日本最高峰の香水との自負を持って生まれました。

2019年には、アメリカラスベガスでの展示会で「J-Scent」が好評を受け、同年、ロサンゼルスにLUZ Fragrance Co.,LTDを設立しました。

日本製香水(メイド・イン・ジャパン・フレグランス)の海外輸出は前例がなく、引火物である香水の輸出が難しいこともあり、ここでも「メイド・イン・ジャパン・フレグランスの海外展開」」という新たな道に挑みました。数多くの障害を乗り越え、今ではニッチフレグランスを扱うアメリカの店舗を中心に、販売網を広げています。さらに世界的に有名な香水販売店のSNSにも取り上げていただき、海外でも愛される商品になっています。

2018年 自社ブランド香水「J-Scent パフュームオイル」発売

2019年 「J-Scent 黒革」Best New Niche Fragrance受賞

「J-Scent」は世界的な香りのトレンドと比べると、かなり斬新であること、ユニークな香りづくりがCOOLであるとの評価をされ、Pure Beauty Global Awards 2019で「J-Scent 黒革」がBest New Niche Fragranceを受賞しました。

日本製香水(メイド・イン・ジャパン・フレグランス)を海外に輸出する事、海外で販売する事、海外アワードでフレグランス賞を受賞した事、この想像を超える出来事は、人を驚かせ、笑顔にするという私たちの想いのひとつの答えとして、結実しました。

そして、2020年にはアメリカのTHEFRAGRANCE FOUNDATIONのメンバーとなり、日本製香水を世界に広める道のりを歩んでいきます。
さらなる想像を超える場所をこれからも目指して。

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