
2020.5.7
香水をつけていると、つけたての時の香りと、時間がたった時の香りに違いを感じるはずです。
その理由は、香水が様々な香料をブレンドして作られているためです。
それぞれの香料の持つ特性によって、香りの立ち始める時間が変わります。
つけてすぐから10分ほどで香るのは「トップノート」、30分~2時間後は「ミドルノート」、そして消えていくまでが「ラストノート」というふうに表現されます。

また、香水の種類にも分類があり、日本の市場で見かけるのは以下の4種ではないでしょうか。
上から順に、香りの濃度が濃いものとなります。

香りの変化の仕方は、人それぞれ異なります。
纏う人の体臭と混ざって香りが構成されるため、同じ香水を纏っても、数時間後には違う印象の香りに変化します。
そのため、香水の購入を検討する際には、一度肌につけて、しばらく時間がたった後の香りを確かめて、決定するのがオススメです。
「香りの第一印象」である「トップノート」が素晴らしくても、時間がたつと「合わないな」、と感じることがあったり、また、その逆もあったりするものです。
店頭でムエットに香りをつけ、それを持ち帰ってゆっくりと検討するのも良いでしょう。(ムエットと肌では香りの感じが異なるので、留意が必要です)

J-Scentの大人気香水「和肌」が好まれるのも、人の肌で変化していった香りが、なんともいえない(ホッとするような?)甘さを醸し出すからではないでしょうか。
また、「花見酒」はトップノートの吟醸香の香りにハッとさせられるのも束の間、いつのまにか桜とローズのふんわりとした香りに変化していて、香水ならではの香りの変化という魅力を、大いに感じることができます。
J-Scentのパンフレットや、J-Scent公式サイトにはそれぞれの香りの「トップノート」「ミドルノート」「ラストノート」を記載しています。眺めながら香りを試すと、好みの傾向がわかってきて楽しいですよ。