J-Scent「陽茉莉」の香りは楽しんでいただけましたか?
抽選でプレゼントさせていただく香水瓶のヴィジュアルはシークレットにしていたのですが、
本日内容をご紹介します!
プレゼントさせていただく香水瓶はこちら!
『木漏れ日と魔女』に登場する香水瓶をイメージした、オリジナル香水瓶!
制作をしてくださったのは、山梨県大月市にある白石ガラス工房の白石精一さん。
J-Scentはメイド・イン・ジャパンのフレグランスなので、是非とも日本の作家さんに。ということで依頼させていただきました。
応募期間が終了し、これから抽選・発送の準備を進めてまいりますので、
是非楽しみにお待ちいただければと思います。
香水瓶ができるまでの工程をスタッフが体験
さて、今回制作を依頼するにあたって、J-Scentを製造するLUZのスタッフが吹きガラス体験にお邪魔しました。
いざ体験してみると、驚きと発見がいっぱい。今回は体験の様子をご紹介します!
<1>白石ガラス工房に到着!
登山客でにぎわうJR大月駅から、タクシーやバスでアクセス可能。
工房は山の中腹、自然がいっぱいの場所にあります。
非日常の空間に足を踏み入れた『木漏れ日と魔女』の主人公、陽茉莉と気持ちがリンクするようです。
工房内にはいろいろな道具が並んでいて、ものづくりが好きな人にとっては、とてもワクワクする空間!
制作するもの・コースは予約時に選択しているので、仕上がり見本を見せていただきながら、
どんなものが出来上がるか、どんなアレンジが可能かなどを、先生から教えていただきます。
<2>香水瓶の完成形をイメージする
制作する瓶の形や色を決めたら、その形をしっかりとイメージ。完成形を頭に焼き付けます。
これが意外と大事な工程で、「いまは瓶のこの部分を作っているんだな」と理解しながら手を動かさないと、仕上がりに違いが出て来るそうです。
<3>色を選ぶ
瓶に色を付けるためのガラスの粒を選び、作業台に配置します。
粒の置き方や量、色のついたガラス玉をどのように回転させるかによって、柄や雰囲気を変えることができます。(吹き竿を早く回転させたら、螺旋のような模様になり、ゆっくりと回転させたらドットが残った柄になるイメージ。)
世界に一つだけの香水瓶ができると思うと、ワクワクしますね!
<4>吹き竿にガラスを巻き取る
水あめのようにドロドロに溶けたガラスを窯から巻き取るのですが、窯の内は、ものすごい熱さ!
窯から距離を取っていても、あまりの熱さに後ずさりしてしまうほどでした!
溶けたガラスの液面を直視し続けることは難しいので、液面に映る吹き竿の影を頼りに、先端にガラスを巻き取ります。
<5>紙リンで形を整える
重ねた紙を濡らした「紙リン」を軟らかい状態のガラスに添えて、吹き竿を回転させながら形を整えます。
熱せられたガラスに手を近づけるのは少し怖いですが、先生がしっかりとサポートしてくれます。
<6>ガラスを膨らませる
吹きガラスのイメージといえばこの工程。空洞になっている吹き竿に、息を吹き入れます。
吹き竿は常に回転させて、ガラスが垂れて落ちたり、曲がったりしないように気を付けます。
ガラスが冷えないうちに……と思うと、ついつい慌ててしまう作業ですが、先生の助言に従って、焦らず確実に……!
<7>成型工程を繰り返す
瓶の口の襟の部分はハシを使って整えたり、瓶の底面を平らにしたりして、完成形に近づけていきます。
溶けたガラスを扱っているので、力を入れずに済むかと思いきや、思いのほか力が要る作業。
その反面、ちょっとした力加減で仕上がりが変わるので調節が難しい工程でした。
(少し失敗しても、先生がしっかりと手助けしてくれますよ)
<8>冷却
ガラスを急に冷やすと割れてしまうため、一晩かけてゆっくりと冷まします。
冷却する前は色合いが暗く見え、少し心配になるのですが、冷えたら想像した通りの色になることを教えていただき、体験は終了です。
出来上がった瓶は後日送っていただけるので、楽しみに待ちましょう。
香水瓶の軸(瓶のフタにあたる部分)の制作は難易度が高いので、先生が後から制作して一緒に送ってくださいました。
<9>オリジナル香水瓶の出来上がり
仕上がった香水瓶はこちら!透明度が高く、ちゅるっとした表面が美しい👏
「木漏れ日」をイメージした色合いも、思ったとおりに仕上がりました!
襟の形が少し歪んでいますが、これも初心者作品の「味」ということで……。
こちらは当選した方へお届けする香水瓶の写真です。
プロが手掛けただけあって、さすがの美しい仕上がり!
お手持ちの香水を瓶に移したら、軸の先を使って手首にちょんちょん、とつける。小説内の表現と同じ所作で、「陽茉莉」の香りをお楽しみいただけます。
先日、一つ一つ手作りされた当選者様分の瓶をずらりと並べて眺めていたのですが、ハンドメイドならではのサイズの違い・色合いの違いが味わい深く、瓶の兄弟が並んでいるような、可愛らしさもありました。
白石ガラス工房のご紹介
白石ガラス工房では、香水瓶だけでなく様々な作品を作ることができる体験プランがたくさん!
是非足を運んでみてください。
https://www.shiraishi-glass.jp/