香りの変化と選び方
香水をつけていると、つけたての時の香りと、時間がたった時の香りに、違いを感じるはずです。
その理由は、香水が様々な香料をブレンドして作られているため。
それぞれの香料の持つ特性によって、香りの立ち始める時間が変わります。
トップノート~ラストノートって?
つけたて~10分後に香るのは「トップノート」、30分~2時間後は「ミドルノート」(別名ハートノート)、そして消えていくまでが「ラストノート」(別名ボトムノート、ラスティングノート)というふうに表現されます。
オードパルファン、オードトワレ……って、いったい何?
香水の種類にも分類があります。日本の市場で見かけるのは以下の4種ではないでしょうか。
- パルファン
- オードパルファン
- オードトワレ
- オーデコロン
上から順に香りの濃度が濃いものとなります。
香水に含まれる香料の割合のことを「賦香率」といいます。
J-Scentはオードパルファンの分類で、香りの持続時間の間に、冒頭に述べたトップノート~ミドルノートの香りの変化を感じ取れるはずです。
香りの変化や試し方
香りの変化の仕方は人それぞれ異なります。その人の体臭と混ざって香りが構成されるため、同じ香水を纏っても、数時間後には違う印象の香りに変化します。
そのため、香水の購入を検討する際には、一度肌につけて、しばらく時間がたった後の香りを確かめて、決定するのがおすすめです。
「香りの第一印象」である「トップノート」が素晴らしくても、時間がたつと”合わないな”、と感じることがあったり、また、その逆もあったりするものです。
人によっては一度だけでなく、天候や気温など、色々なシチュエーションを変えて何度も香りを試すことも……。
肌に纏うことができない場合は、ムエットに香りをつけてもらい、それを持ち帰るのも良いでしょう。
J-Scentの大人気香水「和肌」が好まれるのも、人の肌で変化していった香りが、なんともいえない(ホッとするような?)甘さを醸し出すからではないでしょうか。
また、「花見酒」はトップノートの吟醸香の香りにハッとさせられるのも束の間、いつのまにか桜とローズのふんわりとした香りに変化していて、香水ならではの”香りの変化”という魅力を、大いに感じることができます。
さいごに
J-Scentのパンフレットや、J-Scent公式サイトにはそれぞれの香りの「トップノート」「ミドルノート」「ラストノート」を記載しています。
眺めながら香りを試すと、好みの傾向がわかってきて楽しいですよ。
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