ジェイセント[J-Scent] | BLOG-detail-（ブログ）

和の香水ブランドJ-Scent（ジェイセント）とそのラグジュアリーラインJ-Scent; Profoundが、今年も香水の展示会「Esxence」に出展しました。
「入道雲」「ツタジュウ」の香りを新作としてご紹介したほか、ブースにいらしたお客様には、海外向けに考案中の新デザイン（パッケージ等の仕様変更案）もご覧いただきました。

Esxence出展時の画像

Esxenceは、J-Scentヨーロッパ進出のきっかけになったイベントです。
J-Scentの知名度の高まりとその波及効果を表すように、たくさんの方がブースに来られました。また、J-Scentの「香りの良さ」を高く評価していただけていることを実感するEsxence 2025でした。

Esxence会場メインビジュアル写真

Esxence とは

2009年から開催されている国際芸術香水イベント。世界のフレグランスブランドが出展し、多くの専門家や愛好家、業界関係者が集う大規模な見本市です。

2025年開催日：2025年2月19日～2月22日（土）
会場：ミラノコンベンションセンター(Milano Convention Centre)

年々増加する来場者数！会場は今年も盛況

Esxenceの入場者数と参加ブランドは下記の推移のようです。

2023年　約10,300人・298ブランド
2024年　約12,000人・360ブランド
2025年　約13,500人・384ブランド

※正式な数値は公式のレポート等をご参照ください

J-Scentは2022年から毎年出展していますが、入場者数・ブランド数ともに右肩上がりの傾向を、肌で感じられる盛り上がりでした。

香水単独のイベントでここまでの規模は日本には無く、毎回圧倒されます。日本ブランドはJ-Scentの他にも出展されていて、全体では38カ国からの出展があったそうです。
また、入場方法の変化の影響からか、一般ユーザーや若い世代も多く来場したようです。

J-Scentのブースの様子

J-Scentブースの接客の様子

今回もたくさんの方に香りをご紹介し、会期終了まであっという間の4日間でした。
すでにイタリア市場に進出していることから、J-Scent香水を持っている。という方も見受けられましたが、20種以上の香りを揃えるJ-Scentからは多様なタイプの香りをご案内することができ、試香しながら香りのストーリーを味わってくださる様子でした。
ディストリビューターや現地の店舗からは日本らしさ・日本ブランドの物珍しさというよりも「香りのよさ」を評価されることが多く、フレグランスブランドとしてのJ-Scentの強みを再確認する体験となりました。

J-Scent展示の目玉は「入道雲」「ツタジュウ」

今年は新たな香りとして、日本国内ではすでに販売している「入道雲」「ツタジュウ」もご紹介しました。すでにSNSなどで情報を知ってくださっている方も多く、実際に香りを試した方からは「入道雲」が特に好評でした。

入道雲が広がる夏空に刻まれた、あの夏が蘇る香り

もこもこと大きく広がった真っ白な入道雲を思わせるバニラ・ミルクの香りと、清涼感のあるペパーミントが、夏の暑さで一瞬で溶けてしまうキラキラとした思い出を呼び起こし、心の中で幸福感を味わうような香りです。

トップノート：ペパーミント
ミドルノート：バニラ、シュガー
ラストノート：ミルク

海外市場向けの新仕様をお披露目

J-Scent海外向け新パッケージ画像

現在考案中の引き出し式の箱と和紙素材のラベルを使用した新仕様をご紹介しました。
「いつかの、どこかの・・・」記憶を呼び起こすJ-Scentの香り。引き出し式のパッケージを手に取り、香りを纏う所作は、大切にしたい思い出や体験を取り出したり、心に仕舞っておいたりする体験とリンクします。

J-Scent; Profound

イタリアでも販売を開始したJ-ScentのラグジュアリーラインJ-Scent; Profoundも展示しました。
全3種の香りの中でも人気は「誓い / Ume Amaretto Oath」でした。

ジャパニーズプラム（梅 Ume）の新たな解釈として生まれた香り。真紅と漆黒のカラーをイメージしたトップから彩りを添えるのは、スムースなチョコレートと芳しい色気を持つアンバー。愛と狂気と一口のお酒が描く物語を表現したフレグランス。

トップノート：赤梅、シソ、アマレット、オレンジ
ミドルノート：ローズ、ジャスミン、ミモザ
ラストノート：チョコレート、アンバー、パチョリ、ラブダナム

J-Scent; Profoundは、「Profound＝奥深さ」が表すように、容易には解き明かせない、緻密な技巧による重厚感、忘却の先にある香りとの出逢いの物語。
がテーマになっています。J-Scentの底力を感じる3種の香水は、そのストーリーをじっくりと味わっていただけるような持続性の高さ、巻物のようなパッケージ、重厚で美しいボトルも特徴の一つです。

今後もヨーロッパを中心に取扱国を拡大

EsxenceのJ-Scentブース画像

2022年のEsxence出展を機に、イタリア・リトアニアなど取り扱い国を増やしてきたJ-Scent。1年弱で50店舗近い香水店での取り扱いが決定しました。現在も新たな国への展開準備を進めています。日本生まれの香水を世界に届けるパフューマリーとして、J-Scent取扱国を少なくとも20ヵ国に拡大することを目標に、活動を進めてまいります。